近況報告

今年も折り返し地点。どこに行ったとか誰かに会ったとか明るい話は書けないけど、近況です。

働き始めて8ヶ月。本当に少しずつだけど、仕事にも慣れてきました。職場の先輩たちや支援者の存在などの周りの方々からのサポートのおかげです。けれど、体力は思うように回復しなくて、「なんでこんなにすぐ疲れてしまうんだろう」「なんで集中力が続かないんだろう」と思うことばかりです。今まではずっと働くのが当たり前だと思っていたし、自分にはそれができると思っていました。でも、「働く」ことと「働き続ける」ことは全然違うということも痛感しました。こればっかりは長い目で見ていこうと思います。

修士課程の終わりに体調を崩して2年以上経ちました。仕事に慣れてきたのと同時に、今まで見えてなかった周りのことが見えてきたり、思い出せなかったこと（主に修士2年の一年間）を思い出すようになりました。

これが正直、辛い。いま考えてもめちゃくちゃだったと思うから。

結局自分は研究への道をあきらめてしまったけれど、なんでもっと着実に努力できなかったのか、向き合えなかったのかと考えてしまいます。それと同時に、なんで自分自身のケアをもっとできなかったんだろう、とも思います。学生時代の自分は自分に必要なものを外に求めてばかりだったけれど、本当は自分の内面から結論を出すことが必要だったんだと心の底からおもいます。

今でも「研究を投げてしまった自分」とは向き合う必要があるし、「また体調を崩してしまうのではないか」「また何もできなくなってしまうのではないか」という恐怖に近い感情に襲われますが、まずは、今できるお仕事を着実にしていこうと思います。先日職場の上司と面談した際、「やりたいことを見つけなさい」と言われました。いままではできることを必死に探していたけれど、仕事をいただきながらそれができるってすごく贅沢なこと。まだ何者でもない、何者にもなれなかった自分にそれが見つけられるかは時間がかかりそうですが。

最後にこれを読んで下さった方へ。自分のペースで必ず体調を回復させるので、待っていてくれたら嬉しいです。