輪郭

病気のこと、生活のこと、仕事のこと、日常のこと。

記憶の洪水

気持ちの良い話ではないので、たたみます。

最近、少しずつ以前のことを思い出すことができるようになってきた。今までは病気の治療と就職と目の前のことで必死だったのが変わってきたのだと思う。

だけど、思い出すのは、正直、苦しい。とても苦しい。

特に思い出すのは入院する1年前から入院するまで、つまり自分が修士2年生だったころの記憶なのだけど、当時の自分は学生としても人間としても最低だったと思う。研究への取り組み方も、言葉づかいも人づきあいも、約束事にルーズなところも、自分に対するセルフケアも。お世話になった人にたくさん失礼な事をしたし、迷惑をかけた。研究職を目指しながら口だけで研究に向き合わず、快楽ばかり追い求めたこと。遊んでばかりだったこと。約束事を守れなかったこと、冗談でも人に使ってはいけない言葉を使ってしまったこと。

そういった出来事をびっくりするくらい鮮明に思い出す―というよりは思い出してします。ふとした言葉や景色から連想してしまう。毎日毎日新しいことを思い出すし、その種類も増えてきている。

自分の嫌な部分ばかり思い出すけれど、こんな自分でも周りの人は大切にしてくれる。両親は自分のことを自慢の子どもと言ってくれる。でも、正直、今の自分は人として生きているのが恥ずかしい。今生活していることに罪悪感を感じてしまうし、自分のしていることは所詮偽善だと思う。もちろん、自業自得なんだけど。

 

それでも生きていたい自分は、そのことをお世話になっている支援員の方に相談した。そこで言われたのは、

・当時は病気で苦しくて精一杯だったこと。

・誰もが経験することであること。

・自分も周りも許すこと

ということだった。

 

まだ、そこまで行けない。けれど、少しでも良い人間に戻れるように生き続けなければと思う。

 

以上、懺悔。