輪郭

病気のこと、生活のこと、仕事のこと、日常のこと。

学籍のこと。

今日は会社を休んで大学に手続きに行ってきました。

2年半、大学院を休学していたけれど、この4月を節目に退学することに決めました。

学籍は、来年度の前期までは残しておけるのだけれど、理由は大きく分けて二つ。といっても重なっているところもあるのですが。

一つは、今の仕事から自分が何を本当にしたいのか、できるのかを見極めるのには、半年よりも長い時間が必要かなとは思ったからです。それに、自分が何をやりたいか考えるとき、学籍を外した方がフラットな気持ちで考えることができるのではないか、研究や勉強が本当にしたかったらその時また始めればよいのではないか。学籍だけおいてなにもしないことはそれはそれでもったいないことではないか―とも考えました。

もう一つは、研究に関することを何もしないで、大学院生の肩書だけ持っている、大学院にぶら下がっている自分が良くないな、ちょっといやだなと思っているのがありました。休学の理由に、一度手に入れた立場や外聞を手放すのが怖いからというのも正直ありました。自分もそうだし、周りの人や両親(特に父)の考えもありました。けれど、今の自分にとって体力的にも精神的にも研究を続けていくことは、とても難しくて、文章を読んだり、長時間机に向かっていることでも厳しい現在、レベルの高いことを求められても、それに応えられる自信はないし、そこで体調を崩してしまっても自分にも周りの人にもどうにもできないとも考えました。その状態から半年間で復帰できる状態に行けるとは思っていないし、大学院にしがみついているのも良くないと考えました。

今回、手続きが必要になってから、学籍云々だけの話ではなく、覚悟を決めて進路を決める時期に来ているのではないかと考えるようになりました。今まで、周りの支えをすごく必要としていて、少しずつ状態が改善している今、その状態から一歩抜け出すこともできるのではないかと思います。学生じゃなくなり、責任感をもっと持たなければ、持つことができるのではとも思います。

誰かのアドバイスや助言もとても大切だし、必要だけれど、「自分で決める」ことができる今、その「自分で決める」ことを大切にしたいと思うようになりました。

休学期間中も大学院の先生方や先輩方には非常によくしていただいてこちらの負担を本当に軽くしていただきました。そのことについては本当に感謝してもしきれません。これからもお世話になったり相談させていただくこともあるかと思いますが、自分のペースで進んでいけたらと思います。