輪郭

病気のこと、生活のこと、仕事のこと、日常のこと。

家族のこと。

病気になって、入院が必要になって、大学院も休まざるを得なくなって、自分も残念だったけど、それ以上に家族にも大変な思いをさせたと思う。それは今でもすごく反省してるし、申し訳ないことをしたと思っている。

統合失調症というたいそうな病気になったのにも関らず、家族は本当に温かく見守っていてくれた。たくさん心配しただろうに、自分が負担に感じることはあまり言わなかった気がする。両親と兄だけでなく、祖母も叔母たち親戚も自分や家族を責めたりはしなかった。休養な必要な時も見守ってくれ、回復してできることが増えるようになると素直に喜んでくれた。振り返っても感謝してもしきれない。

病気になる前からなってしばらくの間は、自分と家族の仲、家族間の仲はあまりうまくいっていないのではないかとずっと思っていた。いま、その思いが完全になくなったわけではないけれど、だけどちゃんと家族なんだという思いはあって素直な気持ちで接することができるようになった気がする。

病気からのリカバリーのとき、家族の接し方は予後や回復の過程に大きな影響を及ぼすといわれている(接する時間の長さや、高EEの問題など)。家族の患者への接し方はものすごく大切だけど、家族間の協力、調和も環境としてすごく影響するのではないかと個人的に思う。

勿論、自分のケースを人に押し付けることはできないし、してはいけないと思うけれど、周りの人と協力しながら回復してほしいと思うのです。